教えて!レーシック トップ > レーシック小説

どんな手術があるの?視力回復手術一覧表

これで覚えるレーシック

特集

視力回復術の種類

レーシック手術
マイクロケラトームでフラップを作成
イントラレーシック手術
レーシックを超える視力回復術として話題
エピレーシック手術
角膜が薄い人でも受けられる可能性がある
フェイキックIOL手術
有水晶体眼内レンズを使った施術法
ウェーブフロントレーシック手術
個々の眼の状態をより綿密に検査
ラセック手術
フラップを作成する際にアルコールを用いる
角膜内リング手術
円錐角膜の患者でも視力回復が見込める
遠近両用眼内レンズ手術
老眼の治療に利用される施術法

クリニック・医院情報

レーシック用語集

物語中にレーシックが出てくる小説です。
施術までの過程や視力回復のイメージを伝えます。

第1ゲートにさよならを
いつも日曜の朝には、犬の散歩をするパピ兄(主人公)。彼が立ち寄る公園ではあるスポーツが行われていた。ひょんなことから参加メンバーになったパピ兄だったが、かなりの下手っぷり。でもだからこそ、憧れの姫野さんの側にいれる。そんなあるとき、チームリーダーである西脇のジジイからレーシックを勧められた……。はたして、第1ゲートは通過できるのか?
  • 【登場人物】
  •  
  • 僕(パピ兄)
  • -主人公。33歳のシステムエンジニア。
  • 姫野春子
  • -ヒロイン。62歳、未婚。
  • 西脇のジジイ
  • -ゲートボールチームのリーダー。76歳。
  • ドクター小松
  • -眼科の院長。底抜けに明るい。
  • トム次郎
  • -犬(パピヨン)。お行儀がいい。
第1話第2話第3話第4話第5話 「第1ゲートからはじまる恋」

 太陽がギンギンに照りつける、目の眩みそうな青空の下、僕は大きく深呼吸をした。

 この1打に、すべてがかかってる。

「絶対入れろよ。ボールをよく見て、ド真ん中に当てるだけでいいんだ。簡単だろ? もし入らなかったら、『嫌でもモテる30の秘訣』を最初から最後まで一生懸命立ち読みしてたってこと言うぞ。そんなことバレたら、もう男として終わりだ。さ、ビシッといこう、ビシッと!」

 打席に入る前、西脇のジジイは僕のケツを叩きながら、そう脅しをかけた。

 ひどい話だが、僕には言い返すことができない。大型ルーキーと言われてはや半年。僕はまだ試合で1点もとることができずにいた。恋愛系の自己啓発本を読んでいたのも、残念ながら本当だ。しかもすでに西脇のジジイはこのことを言い触らしていて、チームの中で周知の事実となっていることも知っている。

 ここらへんで見直してもらわないと困る。この1点をとれば、僕らのチームが勝てるのだ。

 でもまた僕は外すだろう。

「外したって、誰も文句なんて言わない。大丈夫よ」

 ふいに横から、あたたかな天使の声がした。

 子供に絵本を読み聞かせる図書館員のような穏やかさと、優しさ。そして薔薇のような艶っぽさが同居している声。

 姫野さんの声だ。

 そうだ、どうせ外すのに何を僕は緊張してる?

 僕はボールをじっと見て、打った。やっと打った。

「第1ゲート、通過!」の声を心の中で響かせながら。

 カツーン

 どうやらボールの真ん中には当たったようだ。しかしボールはゲートを大きく外れ、そのままコートの外まで勢いよく転がっていく。飛んできたボールをよけようと慌てて体を傾かせた太っちょの円井さんが、ドデンとこけた。

「ホームランやね!」

 ゼッケン4番、山谷の奥さんが、満面の笑みで喝采をあげる。少女のように飛び跳ねてさえいた。僕がミスしたことが、楽しくて仕方ないらしい。

 ゲートボール界の大型ルーキー、メタボの33歳。

 いまだ第1ゲート通過できず。